キム・フォップス・オーカソン / 文 エヴァ・エリクソン / 絵 菱木晃子 / 訳
じいじがこの世に 忘れたものは…
じいじとエリックの
忘れものさがしがはじまります
今回の大型絵本は宗佳代子が一人で制作しました。
シンプルな巻き絵ですが、おばけになったおじいちゃんを表現するために「影」と「光」をふんだんに使っています。
おじいちゃんが壁を通り抜けたり、思い出のシーンが影絵となって登場したり、そして最後はあら、不思議・・・!おじいちゃんがいつのまにかいなくなります。照明の効果とあいまってやさしいタッチのあたたかい大型絵本ができあがりました。
どうぞお楽しみください。
4年前に病気をしてからも、精力的に左手麻痺を回復させるリハビリに励みながらこの活動を続けてきたピアノの荒井泰子。今回この作品のために書き下ろした曲は荒井が「右手だけで弾く曲」です。
「大好きな物語を今までは両手で抱きしめるようにして作曲をしてきたけど、左手が動かない今は魂を込めて作曲するしかなかった」という荒井。もちろん両手での演奏をあきらめたわけではありませんが、右手だけの演奏とはとても思えないすてきな楽曲ができあがりました。まさに入魂の音楽。乞うご期待!