森山京 / 作 土田義晴 / 絵
「げつようびには、ぼくのもの
きいろいばけつは ぼくのもの」
きつねのこはでたらめのふしをつけてうたいながら
ばけつのまわりを ぐるぐるまわりました。
※音楽に、ピアノの他に箏(こと)(小野美穂子)と尺八(三塚幸彦)がはいります。
今の子供たちになじみのない、伝統的な邦楽器を知ってもらうというのも目的のひとつです。
遠TONE音との出会い
NHKの「にんげんマップ」という番組を通じて遠TONE音(とおね)を知った中井は、彼等のCDを聴いてすっかり遠TONE音の大ファンになりました。
何とか彼等と一緒に絵本の世界をつくっていくことはできないか、と相談をしたところ、小学生と幼稚園児を持つ親でもある三塚さんと小野さんご夫婦は中井の企画にご賛同くださり、すぐ「きいろいばけつ」の曲作りをしてくださいました。帯広では遠TONE音と中井の朗読だけで、一度公演もしました。今回は平野知代子と宗佳代子がそれに絵をつけ、ますますお話の世界がひろがりました。
きいろいばけつは?
大型絵本の前に置いてあるきいろいばけつ、実はこれは真っ赤な防火用のバケツでした。ある日金物屋さんに買い出に行った平野が「これだっ!」と手に した、形のいい、昔からあるいわゆるバケツがこれだったのです。これにカラースプレーをかけきいろいばけつに変身させました。こんすけがほしかったのは 、きっとこんなバケツだったのでは…
語り:中井貴恵 音楽:遠TONE音
こんすけはのはらで一つのきいろいばけつをみつけます。こんすけはずーっと前からこんなきいろいばけつを欲しいと思っていたのでした。あかでもない、あおでもない、まっきいろのばけつを・・。箏・尺八・ギターのアンサンブル、遠TONE音の澄んだ音色とともに、こんすけがきいろいばけつと過ごしたかけがえのない一週間の物語をお届けします。
本体価格 1,000(税み) 送料別